非常用発電機負荷試験について

人命とライフラインを守る自家発電機の負荷点検は設置者の義務です

負荷点検について

非常用発電設備の定期総合点検の義務
<なぜ負荷運転点検は必要なの?>

1.消防法では、負荷運転の点検義務が有ります。

消防法で定められている負荷運転は、消火活動に必要なスプリンクラーや消火栓ポンプを動かす為の運転状況や換気状況を確認する点検です。

自家発電設備の定格出力が、加圧送水装置の出力を上回っていれば、スプリンクラーや消火栓は稼働し、消火活動が出来ます。

2.なぜ30%以上の負荷運転が必要なのか

月次点検等で行なっている無負荷(空ふかし)運転点検だけを行っていると、ディーゼルエンジン内にカーボンが堆積されます。

その為、1年に1回は、30%以上の負荷運転を行い、堆積されたカーボンを燃焼排出させておかなければ、非常時に発電機が正常に動かず、消火活動が出来なくなる怖れがあるからです。

1.黒煙の状態を確認しながら、負荷を少しづつかけていく。

2.30分間、負荷を30%まで上げて運転状態を見る。

3.電圧、電流の測定を決められた出力毎に行う。(10%,20%,30%)

負荷運転は、消防法にで義務付けられておりますが、30%以上の負荷運転は、 下記の点検要領となります。

▼下記のホームページでは負荷運転点検要領が確認出来ます。
総務省消防庁のホームページ